NVIDIAのゲーム向けAI技術DLSS 5に『ホグワーツ・レガシー』が対応、『War Thunder』も11月中旬に対応か。

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NVIDIAのDLSS 5はAIでゲームの画面に光と質感を描き足す技術で、2026年11月5日から『ホグワーツ・レガシー』で使える。対象はGeForce RTX 50シリーズなどで、GeForce RTX 40シリーズを持っていてもオンにはできない。

GeForce RTX 50シリーズのグラフィックボードを積んだパソコンで『ホグワーツ・レガシー』を遊んでいる人は、2026年11月5日(海外時間)のアップデートから、ゲームの画面にAIで光と質感を描き足すNVIDIAのDLSS 5を試せます。アップデートを入れ、ゲームのオプションで「Neural Rendering」をオンにするだけです。

11月のうちに対応ゲームはあと2本増える予定で、戦車や飛行機で戦うオンラインゲーム『War Thunder』が11月中旬、NetEaseの『Where Winds Meet』が11月23日に続きます。

DLSS 5は何をする技術?

DLSSは、NVIDIAのGeForce RTXシリーズのグラフィックボードが、AIを使ってゲームの画面を作る技術の名前です。これまでの中心は、低い解像度で描いた画面を高い解像度に引き伸ばす「超解像」と、コマとコマのあいだの画面をAIで作って動きを滑らかにする「フレーム生成」で、どちらもフレームレートを上げるための機能でした。DLSS 5は狙いが別のところにあり、画面の見た目そのものに手を入れます。

NVIDIAの説明では、ゲームエンジンが描いた画面と、物の形・テクスチャ・照明のデータを手がかりに、AIが本物らしい光の当たり方と材質の細かさを描き足します。正式な名前の「DLSS 5 with 3D-Guided Neural Rendering」の「3D-Guided」は、この3Dのデータを手がかりにすることを指しています。

発表は2026年3月で、10月にはAIのモデルが改良され、処理は約2倍速くなりました。モデルの大きさも24%減り、4Kで遊ぶときにグラフィックボードのメモリ(VRAM)を使う量は20%少なくなっています。

GeForce RTX 40シリーズでも使える?

DLSS 5の対象は、GeForce RTX 50シリーズのデスクトップ用とノートパソコン用、RTX Sparkのパソコン、それにクラウドのサーバーでゲームを動かして手元に映像を送るGeForce NOW Ultimateです。GeForce RTX 40シリーズとそれより古いグラフィックボードは対象外で、対応ゲームでもDLSS 5の描き足しは使えません。

環境DLSS 5
GeForce RTX 50シリーズ使える
RTX Spark使える
GeForce NOW Ultimate使える
GeForce RTX 40シリーズ使えない
GeForce RTX 30シリーズ使えない
GeForce RTX 20シリーズ使えない

GeForce RTX 40シリーズを持っている人も、超解像やフレーム生成といったほかのDLSSの機能は今までどおり使えます。グラフィックボードを買い替える前にDLSS 5の見た目を確かめたいなら、GeForce NOW Ultimateで『ホグワーツ・レガシー』を動かしてみるのが手軽です。手元のパソコンの性能に関係なく、サーバー側のGeForce RTXで描いた画面が届くからです。

3月のデモへの批判と『ホグワーツ・レガシー』の調整

2026年3月にDLSS 5が発表されたとき、技術デモの映像は、ゲームのもとの絵柄を無視して写実的にしただけに見えると批判されました。もっとも、NVIDIAによると、DLSS 5はどこを残してどこを変えるかを開発者が決められる仕組みです。

『ホグワーツ・レガシー』では、開発元のAvalanche Softwareが自分でその調整を行い、作品の絵柄を保つように効き方を決めました。ゲームのニュースサイトAUTOMATONの記事に載った比較のスクリーンショットでは、キャラクターの肌や衣装、建物や植物の質感、ライティングに違いが出ています。DLSS 5を入れたゲームがどう見えるかは、開発元がどこまで効かせたかで変わります。同じDLSS 5でも、魔法学校が舞台の『ホグワーツ・レガシー』と、兵器を写実的に描く『War Thunder』では、変わり方が違ってくるはずです。

『War Thunder』と『Where Winds Meet』はいつから?

2026年11月の3本のうち、『War Thunder』だけは開始日が日にちでなく「中旬」です。

ゲームDLSS 5の開始
『ホグワーツ・レガシー』11月5日
『War Thunder』11月中旬
『Where Winds Meet』11月23日

『War Thunder』のDLSS 5は、大型アップデート「Eagle’s Shadow」と一緒に入るので、このアップデートの配信日がそのまま開始日になります。NVIDIAが載せた開発元Gaijin Entertainmentへのインタビューによると、DLSS 5をオンにした『War Thunder』では、ハイライトと影が強まり、細かい明暗の差(マイクロコントラスト)が増します。とくに曇りや雨の場面で、柔らかく回り込む光や濡れた地面、車両の材質の細部が目立ちます。

GeForce Game Ready Driver 621.14

NVIDIAが2026年11月4日に出したGeForce Game Ready Driver 621.14は、『ホグワーツ・レガシー』と『War Thunder』のDLSS 5に合わせた、グラフィックボードを動かすソフト(ドライバー)です。NVIDIA appから入れられ、Windows 10とWindows 11のどちらでも使えます。

前の版の621.01に更新してから、一部のGeForce RTX 50シリーズとRTX Sparkのパソコンで、動画の再生が止まったり画面が真っ黒になったりする不具合が出ていました。621.14ではこの不具合が直り、『Call of Duty: Modern Warfare 4』で色が正しく表示されなかった問題も解消されています。

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関連動画

出典

  1. NVIDIA GeForce News: DLSS 5 With 3D-Guided Neural Rendering Available Now In Hogwarts Legacy, Comes To War Thunder & Where Winds Meet Later This Month
  2. NVIDIA GeForce News: How Gaijin Integrated & Tuned DLSS 5 for War Thunder
  3. NVIDIA GeForce News: World of Warcraft: Forever Game Ready Driver
  4. マイナビニュース「NVIDIA GeForce Game Ready Driver 621.14」公開(2026年11月5日)
  5. AUTOMATON『ホグワーツ・レガシー』PC版、NVIDIAの新技術「DLSS 5」に11月5日対応へ(2026年10月14日)
  6. サムネイル写真: Photo by Mikhail Nilov on Pexels