大学生が Google AI Plus に払う725円は、学生割引の AI Pro より高い模様

Scrabble tiles spelling out Google and Gemini on a wooden table, focusing on AI concepts.

対象の大学生は Google AI Plus を12か月無料で使えるが、申し込みには支払い方法の登録が必要で、期間が終わると月725円が自動で請求される。学生割引の AI Pro は月720円で、使用量の上限は無料プランの4倍、在学中は最長4年続く。

Google AI Plus を1年無料で使える学生向けの申し込みは、2026年12月31日で締め切られます。無料になるのは登録した日から12か月なので、9月に申し込んだ人は2027年の9月に終わります。申し込みには支払い方法の登録が必要で、解約しない限り、終わった月から725円が自動で請求されます。

そのときに比べる相手は、無料プランだけではありません。Google は同じ学生向けに、AI Pro を75%引きでも出しています。案内されている学生料金は月720円で、AI Plus の通常料金より5円安いです。2,900円の75%引きを計算すると725円になるので、端数を落としたぶんだけ下回っています。

登録の際は、その辺りのこともよく考えたほうが良いと思われます。

Google AI 学割プラン

画像出典元: Google One プラン

1年たって減るのは、上限とストレージ

学生トライアルで付くのは、Gemini Omni へのアクセス、使用量の上限が無料プランの2倍になること、400GBのストレージ、学習ノートブックです。無料プランに戻っても、3.6 Flash と3.1 Pro(制限あり)、画像の生成と編集、Deep Research、Canvas、Gem は使えます。学生ページが特典として並べている Gemini Live も、無料プランの機能として書かれています。

無くなるのは、2倍の使用量上限、動画生成に使う Google Flow の200クレジット、音声概要とノートブックの5倍の枠、それと385GBぶんのストレージです。上限は「2倍」「4倍」という倍率でしか公開されていないので、1日に何回使えるのかは無料プランも含めて分かりません。自分がどれくらい上限に当たっていたかは、1年のあいだに Gemini を使いながら見ておくしかありません。

725円と720円が並んでいる

プラン月額使用量の上限ストレージ
無料0円標準15GB
AI Plus(通常料金)725円2倍400GB
AI Pro(学生割引)720円4倍5TB

AI Pro には Google Flow のクレジットが1,000付き、Gemini 3 Pro や Deep Search、エージェント機能にも広く使えます。YouTube Premium Lite も含まれ、個人プランまで欲しい人は AI Pro とのセットが月1,280円です。通常の合計が4,180円なので、約70%引きということになります。

ただ、割引が続くには12か月ごとに SheerID で在学を確認し直す必要があり、確認しないと特典は失効して通常の2,900円が請求されることがあります。在学中に受けられるのは最長4年で、卒業すれば2,900円に戻ります。AI Plus の案内には Gemini Omni、AI Pro の案内には Gemini 3 Pro と書かれていて、モデルの名前はそろっていません。値段のわりに比べやすいのは、倍率とストレージと付いてくるサービスまでです。

ヘルプが書いていないのは、AI Plus の無料1年を使い終わった人が、そのあと AI Pro の学生割引に申し込めるのかどうかです。載っているのは逆向きの説明で、AI Pro の会員が AI Plus の学生トライアルに切り替えた場合は請求期間の終わりまで Pro の特典が続く、とだけあります。720円のほうへ移るつもりなら、1年後ではなく先に確かめておく話になります。

400GBは、15GBに戻せない

厄介なのは料金より、ストレージが400GBから15GBへ戻るところです。1年のあいだにスマホの写真を全部 Google フォトへ寄せると、無料に戻った時点で上限を超えます。超えている状態では、Google フォトへのバックアップが止まります。ドライブでは新しいファイルのアップロードも作成もできず、影響を受けたファイルは誰も編集やコピーができません。Gmail のメールの送受信にも影響が出るとヘルプに書かれています。

すでにあるファイルがすぐ消えるわけではありませんが、超えたままが2年以上続くとデータは削除の対象になります。Google は削除の少なくとも3か月前に知らせるとしていて、避ける方法は自分で消すか、別のサービスへ移すかのどちらかです。

学生特典では、ストレージの追加(AI Plus の2TB、AI Pro の10TB)は申し込めません。Google Home Premium と Google Health Premium も対象から外れています。

申し込みに要るもの

学校の有効なメールアドレスで SheerID の学生確認ができる、高等教育機関の在籍者が対象です。ITmedia の記事では、日本国内の18歳以上の大学生・大学院生・高専生とされています。国の条件は、AI Plus が使える140以上の国と地域のうち、米国、カナダ、香港、マカオ、ボリビア、アルバニア、チュニジアを除いたところです。

支払い方法を登録した個人の Google アカウントも必要で、ファミリーグループのメンバーは先に共有プランを抜けないと申し込めません。Google Pixel Pass や Google Fi、パートナー事業者を通じて契約している人も対象から外れます。

去年トライアルが切れた人も対象

学生ページには、2025年の Google AI Plus のトライアルが切れた学生も対象だと書かれています。去年の1年を使い終わった人がもう1年無料になるので、続けて2年ぶん無料で使える人がいます。2027年にまた同じ募集があるのかは、Google は何も書いていません。今のところ決まっている日付は、申し込みが12月31日まで、無料が登録から12か月の2つだけです。

出典

  1. 大学生向け Gemini(Google AI Plus 学割プラン)
  2. Google AI のプランと料金(Gemini)
  3. 新学期を 1 年間の Gemini プランとともにスタートしましょう - Google Japan Blog
  4. Google One の学生向け特典を利用する - Google One ヘルプ
  5. Google のストレージの動作について - Google One ヘルプ
  6. Google、大学生向けに「Google AI Plus」を1年間無料提供 「Gemini」アプリに学生向け新機能も - ITmedia NEWS
  7. Gemini 公式 note: 学生向けプランの料金
  8. サムネイル写真: Photo by Markus Winkler on Pexels