Appleの小型タブレットiPad miniの有機EL版が、10月27日ごろ発表されるらしい

Bloombergのマーク・ガーマン氏は、有機ELとA20 Proチップを積む新しいiPad miniが今の599ドルのモデルよりかなり高くなるとし、799ドル前後と見込んでいる。今のモデルの日本の値段99,800円が同じ割合で上がると、13万円を超える。
米Bloombergの記者マーク・ガーマン氏が、有機ELの画面を積んだ新しいiPad miniは、今の599ドルのモデルより値段が上がると伝えています。自身のニュースレター「Power On」に書いたもので、Appleの情報を扱う米国のニュースサイトMacRumorsが10月12日に紹介しました。発表は10月27日ごろで、AppleのノートパソコンMacBook Proの、有機ELでタッチ操作ができる新しいモデルと一緒になると、ガーマン氏は以前から報じています。Appleは、どちらもまだ発表していません。
何が変わるとされている?
MacRumorsの記事で変わるとされているのは、画面、チップ、前面カメラ、スピーカー、それに耐水の作りです。いちばん大きいのは画面で、今のiPad miniは、裏から光を当てて映す液晶(Liquid Retinaディスプレイ)を使っています。液晶は黒を映すときも裏の光を完全には止められないので、暗い場面では黒が少し明るく浮いて見えます。有機ELは画素そのものが光り、黒いところは光を出さないので、暗い部屋で映画を見ても黒が黒のままです。
チップは、今のA17 Proから、iPhone 18 Proと同じA20 Proになるとされています。名前で数えると3世代あとのチップですが、今のA17 ProでもAppleのAI機能Apple Intelligenceは動くので、新しいチップで何ができるようになるのかは、まだ分かりません。
前面カメラは、横に持ったときに上に来る位置へ移るそうです。今のiPad miniの仕様ページでは、前面カメラの位置は「上部」で、縦に持ったときの上の辺にあります。そのため、横にしてビデオ通話をするとカメラが左右どちらかの端に来て、画面の中の相手を見ているこちらの顔は、視線が横にそれた形で映ります。
耐水の作りになるとも報じられていますが、どのくらいの水に耐えるのかは書かれていません。今のiPad miniの仕様ページには、耐水や防塵の記載がありません。
スピーカーも作り直されるとされていて、こちらも中身はまだ分かりません。今のiPad miniも、横に持つと左右から鳴るステレオスピーカーを積んでいます。
日本ではいくらになる?
値段について、MacRumorsによると、ガーマン氏は取材先の話として今の599ドルのモデルより「かなり高くなる」と書き、金額は自分の推測として799ドル前後を挙げています。799ドルという数字は、取材で得たものではありません。
日本の今のiPad miniは、最も安い128GBのWi-Fiモデルで99,800円です。6月の価格改定で78,800円から上がったばかりの値段です。今の日本と米国の値段の比率をそのまま新型に当てはめると、799ドルなら日本では約133,000円になります。Appleが日本の値段をどう付けるかは分かりませんが、799ドルで出るなら、13万円台になってもおかしくありません。
今のiPad miniでもApple Intelligenceは使える
AIのために新型を待つ理由は、今のところ見当たりません。Appleが9月14日に出したニュースリリースでは、Apple Intelligenceの対象機種にiPad mini(A17 Pro)が入っていて、AIで動く新しいSiri(Siri AI)も、日本語版が始まれば今のモデルで使えます。Apple純正のペンApple Pencil Proにも、今のモデルが対応しています。
待つ理由になるのは、画面、耐水、前面カメラのほうです。寝る前に暗い部屋で動画を見る、お風呂や台所で使う、横に置いてビデオ通話をする、のどれかが多いなら、2週間待って値段を見てから決めても遅くないと思います。
逆に、電子書籍やWebを読むのが中心の用途なら、液晶でも有機ELでも黒の深さに差が出る場面が少ないので、今のモデルでもあまり問題ないのかもしれません。