iPhone Duo は eSIMのみ対応。物理SIMの人は eSIM の再発行手続きが必要なので注意

A clean image of a SIM card tray displayed on a vibrant red background.

iPhone Duo は eSIM だけで、物理的な SIM カードには対応していない。大手4社や ahamo・UQ mobile などと契約していれば iPhone どうしで回線を移せるが、格安SIMの人は多くの場合、事業者に eSIM を再発行してもらうことになる。

今の iPhone から SIM カードを抜いて、新しい iPhone に挿し直す。これまでの機種変更で当たり前だったこの手順が、iPhone Duo ではできません。Apple の仕様ページの SIM の欄は「デュアルeSIM」で、「物理的なSIMカードには非対応」と書かれています。

大手の回線なら、iPhone どうしで移せる

ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの4社と、ahamo・UQ mobile・povo・ワイモバイル・LINEMO は、Apple の「eSIM クイック転送」に対応しています。今の iPhone と Duo を並べておけば、SIM カードで使っている回線を eSIM にして、そのまま Duo に移せます。届く前に SIM カードを eSIM に変えておかなくても困りません。Duo の初期設定の途中でも、あとから「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信を設定」でも始められます。

Apple のサポートページにある条件は、2台とも iOS 18.4 以降で、同じ Apple Account にサインインしていて、Bluetooth がオンになっていることです。引っかかるとすれば今の iPhone のほうで、iOS を長く更新していない人は先に上げておくと、届いた日に足止めされません。

会社によっては、移せる時間帯が決まっています。2025年11月の ITmedia の記事では、au が1時〜2時と7時〜23時50分、ソフトバンクが0時〜23時15分、povo が iPhone の機種変更のときに0時〜23時15分でした。ドコモ、楽天モバイル、ワイモバイル、LINEMO には時間の決まりがありません。仕事から帰って日付が変わるころに設定を始めると、au とソフトバンクは受け付けていない時間に当たることがあります。

店で頼むと、数千円かかる

Web や iPhone 上で済ませれば、大手はどこも手数料がかかりません。ただ、au は Web での無料を「当面」としているので、いつまで続くかは分かりません。店頭で eSIM にしてもらうと、2026年1月の週刊モバイル.com の比較では、ドコモとソフトバンクが4,950円、au が3,850円でした。楽天モバイルは店頭でも無料です。

ソフトバンクには、もう一つ条件があります。2026年1月21日からは、端末を買わずに eSIM にするなら Web は無料で、端末と一緒だと Web でも3,850円かかる形になりました。この条件どおりなら、Duo をソフトバンクで買うより、Apple で買って今の iPhone から回線を移すほうが、この3,850円のぶんは安く済みます。クイック転送で移したときも無料になるのかは、まだ分かっていません。

格安SIMで使っている場合

IIJmio や mineo のような格安SIMは、2025年9月の ASCII の記事の時点で、ほとんどが eSIM クイック転送に対応していませんでした。その場合は、Duo が届いてから事業者のサイトで eSIM の再発行を申し込み、QR コードやアプリで Duo に入れます。Apple のサポートページも、クイック転送に対応していない会社では、QR コード、会社のアプリやリンク、手入力のどれかで設定するよう案内しています。再発行の手数料は、同じ記事では次のとおりでした。

会社eSIM 再発行の手数料補足
IIJmio433.4円(ドコモ回線)au 回線は220円
mineo440円eSIM はドコモ回線と au 回線だけ
日本通信SIM年3回まで無料4回目から1,100円
イオンモバイル440円(ドコモ回線)au 回線は220円
HISモバイル1,100円
NUROモバイル440円eSIM はドコモ回線だけ
BIGLOBEモバイル433.4円au 回線はクイック転送に対応

BIGLOBEモバイルの au 回線は、格安SIMの中で例外的に iPhone どうしで移せました。困るのは、mineo のソフトバンク回線と、NUROモバイルのドコモ以外の回線で使っている人です。2025年9月の時点ではどちらも eSIM を選べなかったので、Duo で使うには、回線の種類から変えることになります。

関連動画

出典

  1. iPhone Duo - 仕様 - Apple(日本)
  2. iPhone で eSIM を設定する - Apple サポート
  3. iPhoneにeSIMを転送する方法 キャリアによってルールが異なるので要注意、手数料が発生する場合も - ITmedia Mobile
  4. 4大キャリアの「eSIM再発行」手数料を比較!ソフトバンクも再改定へ - 週刊モバイル.com
  5. eSIMオンリーの新iPhoneが登場! MVNOの格安SIMでeSIMはどうなっている? - ASCII.jp
  6. サムネイル写真: Photo by Pascal 📷 on Pexels