Pixel 11 Pro と iPhone 18 Pro の価格差と望遠機能について

Pixel 11 Pro は256GB で174,800円、iPhone 18 Pro は219,800円。最大ズームは120倍と40倍と並ぶが、Pixel の120倍は5倍のレンズをソフトで伸ばした数字で、iPhone は48メガピクセルの切り出しまでを光学品質として8倍と数えている。
この秋に新品で買えるハイエンドは、8月20日に出た Pixel 11 Pro と、9月18日に出た iPhone 18 Pro の2台になりました。画面はどちらも6.3インチ、幅も71.9mm でそろっています。値段は256GB で174,800円と219,800円、45,000円の差があります。
この45,000円は、容量に振り替えられる金額でもあります。Pixel 11 Pro の512GB は194,800円なので、iPhone 18 Pro の256GB を買うより25,000円安い。1TB まで上げても234,800円で、差は15,000円に収まります。値段以外の違いは、次の並びに収まります。
| Pixel 11 Pro | iPhone 18 Pro | |
|---|---|---|
| 価格(256GB) | 174,800円 | 219,800円 |
| 望遠レンズ | 48メガピクセル・5倍 | 48メガピクセル・100mm(4倍) |
| 引き伸ばさずに届く上限 | 5倍(レンズまで) | 8倍(200mm・12メガピクセルの切り出し) |
| カタログの最大 | 120倍(超解像ズーム Pro) | 40倍(デジタルズーム) |
| メインの絞り | f/1.68 の固定 | ƒ/1.48/1.8/2.8/4.0 の4段階 |
| 重さ・厚さ | 204g・8.4mm | 211g・8.75mm |
| 画面のピーク輝度 | 3,600ニト | 3,000ニト(屋外) |
| 電池の書き方 | 4,850mAh・30時間以上 | ビデオ再生 最大36時間 |
120倍のうち、レンズで届くのは5倍まで
Pixel 11 Pro の背面には、50メガピクセルのメイン、48メガピクセルの超広角、48メガピクセルの5倍望遠が並んでいます。仕様に出てくる120倍は、この5倍のレンズで捉えた像をソフトで引き伸ばした数字です。Google はこれを超解像ズーム Pro と呼んでいて、5倍から先はレンズではなく計算が担当します。120倍まで伸ばしたときに見えているものが、どこまで撮った光なのかは、作例が出回らないと分かりません。
iPhone は8倍までを光学品質として数える
iPhone 18 Pro の望遠は100mm、4倍です。ここに48メガピクセルのセンサーが載っていて、中央を12メガピクセル分だけ切り出すと200mm、8倍になります。Apple はこの切り出しまでを光学品質と呼び、13mm の超広角から200mm までをまとめて「光学品質ズームレンジ16倍」と書いています。そこから先のデジタルズームの上限が40倍です。
望遠レンズの倍率は Pixel が5倍、iPhone が4倍。どちらもメインのレンズを1倍とした数字なので、レンズだけで届く距離は Pixel のほうが少し長いことになります。一方で、引き伸ばしを含めずに使える範囲は iPhone の8倍のほうが長い。カタログの一番大きい数字は120倍と40倍ですが、この2つは別の測り方をした数字です。
絞りを変えられるのは iPhone のメインだけ
iPhone 18 Pro のメインカメラは、ƒ/1.48、ƒ/1.8、ƒ/2.8、ƒ/4.0 の4段階に絞りを変えられます。開けば暗い場所で光を集められ、絞ればピントの合う範囲が手前から奥まで広がる。スマホの背景ぼけは撮ったあとにソフトで作るのが普通でしたが、18 Pro はレンズの側で加減できます。
Pixel 11 Pro のメインは f/1.68 の固定で、そのかわりセンサーが1/1.3インチあります。Google は発表のなかで、光を30%多く取り込むセンサーに変わったと説明しています。
大きさはほとんど変わらない
Pixel 11 Pro は204g で152.7×71.9×8.4mm、iPhone 18 Pro は211g で150.0×71.9×8.75mm です。幅が同じで、Pixel のほうが2.7mm 縦に長く、0.35mm 薄く、7g 軽い。数字の上で差が出ているのは重さの7g だけで、手に持って気づくとすればそこだと思います。
電池は、Pixel が4,850mAh で30時間以上、iPhone がビデオ再生で最大36時間という書き方です。容量と再生時間では単位が違うので、この2つの数字は並べても比べられません。
画面の明るさとアップデート
Pixel 11 Pro の画面はピーク輝度3,600ニト、iPhone 18 Pro は屋外でのピークが3,000ニトです。ただし Apple は標準の輝度1,000ニト、HDR のピーク1,600ニト、屋外のピーク3,000ニトと条件を3つに分けて書いていて、Google の3,600ニトがどの条件にあたるのかは、仕様ページを開かないと分かりません。リフレッシュレートはどちらも最大120Hz、Pixel は下は1Hz までと書いています。OS の更新は、Pixel 11 Pro が Android 17 から7年ぶんと明示されています。
遠くのものを大きく撮りたいなら Pixel 11 Pro だと思います。レンズが5倍で、そこから先も120倍まで用意されている。夜の店内や暗い街で撮ることが多いなら、絞りを4段階に動かせる iPhone 18 Pro のほうが打つ手が多い。45,000円を出さずに512GB へ回すという選び方があるのも、Pixel の側だけです。
もう一つ、Pixel 11 Pro にはカメラのフラッシュのまわりに色付きの LED を置く HiLight という仕組みが載っています。Pixel 11 には付かない、Pro だけの装備です。