テレビにつなぐAppleの機器Apple TV 4K(第4世代)とApple TV 4K(第3世代)の違い

Apple TV 4K(第4世代)は128GBの1モデルだけで49,800円、2026年11月13日発売。A19チップとWi-Fi 7、AV1の専用デコーダーが入ったが、映像の上限は第3世代と同じ4K・60fpsのままになっている。
テレビの横にApple TV 4K(第3世代)を置いている人が、2026年11月13日に出るApple TV 4K(第4世代)に替えても、画面に映る映像の上限は変わりません。どちらも最大4K・60fpsで、HDR10+とドルビービジョンにも対応しています。変わったのは中のチップと通信、それにスピーカーのHomePodやiPhoneとの組み合わせです。
値段は49,800円で、Appleの購入ページに出ているのは128GBの1モデルだけです。第3世代は2022年に出たとき、安いほうのモデルが19,800円でした。
| 項目 | Apple TV 4K(第4世代) | Apple TV 4K(第3世代) |
|---|---|---|
| 日本の価格 | 49,800円 | 19,800円/23,800円(2022年の発売時) |
| モデル | 128GBの1つだけ | Wi-Fiモデル(64GB)/Wi-Fi + Ethernetモデル(128GB) |
| チップ | A19 | A15 Bionic |
| Wi-Fi | Wi-Fi 7 | Wi-Fi 6 |
| Bluetooth | Bluetooth 6 | Bluetooth 5.0 |
| ThreadとギガビットEthernet | あり | Wi-Fi + Ethernetモデルだけ |
| 映像の上限 | 4K・60fps | 4K・60fps |
| 重さ | 217g | 208g/214g |
安いWi-Fiモデルは無くなった
第3世代には、有線LANの差し込み口が無い64GBのWi-Fiモデルと、差し込み口がある128GBのWi-Fi + Ethernetモデルがありました。Thread(照明やセンサーのような家電をつなぐための、電気をあまり使わない無線の規格)に対応していたのも、Wi-Fi + Ethernetモデルだけです。第4世代はモデルが1つになり、選ばなくてもギガビットEthernetとThreadが付いてきます。
なので、第3世代のどちらを持っているかで、替えたときの差の大きさが変わります。Wi-Fiモデルからなら、容量が64GBから128GBに倍になり、有線LANでつなげて、Threadも使えるようになります。Wi-Fi + Ethernetモデルからだと、容量も差し込み口も同じで、つなぎ方で増えるのはWi-Fi 7とBluetooth 6です。Wi-Fi 7が速さに効くのは、家のルーターもWi-Fi 7に対応している場合で、有線LANでつないでいるなら関係がありません。
A19チップとAV1
Appleは、第4世代のCPUは第3世代より最大50%、GPUは最大2倍速いとしています。これは2026年9月に、発売前のソフトウェアを入れた第4世代の試作機で測った数字です。映画やドラマの再生は動画を読み解く専用の回路が受け持つので、CPUやGPUの速さは効きにくい。差が出やすいのは、メニューの動きやゲームのように、その場で絵を描く処理だと思います。
その動画を読み解く回路のほうでは、AV1という圧縮方式の専用デコーダーが第4世代に新しく入りました。AV1は同じ画質の動画を少ないデータで送れる方式で、専用の回路があればチップに負担をかけずに再生できます。第3世代のA15 Bionicにはこの回路がありません。ただ、どの配信サービスのアプリが第4世代でAV1を使うのかは、まだ分かっていません。
HomePod 4台のサラウンドとSiri Remote
第4世代でしか使えない機能もあります。HomePod(第2世代)かHomePod miniを4台、Apple TV 4K(第4世代)とペアリングすると、サラウンドのスピーカーとして鳴らせます。Apple TV 4K(第3世代)とつないだHomePodでは、この4台の組み方はできません。
付いてくるSiri Remoteも新しくなり、iPhoneの「探す」アプリの「正確な場所を見つける」で、ソファのすき間に落ちたリモコンの位置まで探せます。リモコンから音を鳴らして探すこともできます。ただ、正確な場所まで探せるのは、iPhone 17以降、iPhone Air、iPhone Duoを持っている人だけで、iPhone 16以前では使えません。なぜこの機種に限られるのかは、Appleは書いていません。充電はどちらのSiri RemoteもUSB-Cなので、ケーブルはそのまま使えます。
並べてみて、Apple TV 4K(第3世代)のWi-Fi + Ethernetモデルを持っている人は、替えても増えるものが少ないと思います。映像の上限、容量、有線LANとThreadはそろっていて、残る差は、HomePodを4台並べるかどうかと、AV1を使う配信がこれから増えるかどうかだからです。逆に、64GBのWi-Fiモデルを使っていて、Threadの家電を増やしたい人には、容量と差し込み口、それにThreadの差が効いてきます。
第3世代をAppleがこのまま売り続けるのか、売るならいくらになるのかは、まだ発表されていません。
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