2026年11月11日発売のシグマのフルサイズミラーレスカメラSigma FP2について
シグマのフルサイズミラーレスカメラSigma FP2は2026年11月11日発売で、直販価格はボディだけで346,500円。カメラの中で手ぶれを抑える仕組みは無く、補正は動画だけの電子式で、6K動画では効かない。
シグマのフルサイズミラーレスカメラSigma FP2は2026年11月11日発売で、シグマの発表によると、公式オンラインショップでの予約は10月29日の10時に始まります。フルサイズは35mmフィルムと同じ大きさのセンサーのことで、シグマ調べでは、この大きさのセンサーを積むミラーレスカメラの中でSigma FP2が世界最小です(2026年10月時点)。大きさは約112.8×69.9×41.8mm(幅×高さ×奥行き)です。重さは本体だけなら約376g、SDカードとバッテリーを入れると約460gです。その小さな体に、カメラの中でセンサーを動かして手ぶれを抑える仕組み(ボディ内手ぶれ補正)は積んでいません。
値段とキットの組み合わせ
Sigma FP2の価格は、メーカーが希望小売価格を決めないオープンプライスです。カメラのニュースサイトのデジカメ Watchによると、シグマの直販価格はボディだけで346,500円です。キットは、レンズと組んだものと、別売りの電子ビューファインダーEVF-21と組んだものの2つがあります。
| 買い方 | 直販価格 |
|---|---|
| ボディだけ | 346,500円 |
| Sigma 50mm F2 DG|Contemporaryのキット | 451,000円 |
| 電子ビューファインダーEVF-21のキット | 434,500円 |
| 電子ビューファインダーEVF-21だけ | 132,000円 |
Sigma FP2の本体には目を当てて構図を決めるファインダーが無く、使いたければ外付けの電子ビューファインダーEVF-21を取り付けます。ボディと電子ビューファインダーEVF-21を別々に買うと合わせて478,500円で、キットより44,000円高くつきます。晴れた屋外では背面の液晶が見えにくいので、外でよく撮る人は最初からキットで買っておくほうが得だと思います。レンズのキットのほうは、ボディだけより104,500円高く、組み合わせるレンズはズームのできない単焦点レンズのSigma 50mm F2 DG|Contemporaryです。
手ぶれ補正は動画を撮るときだけ
Sigma FP2の手ぶれ補正は、動画にだけ働く電子式の補正(EIS)で、それも6K動画では使えません。電子式の補正は、撮った映像の周りを少し切り落とし、残った範囲を揺れと反対の向きにずらして揺れを打ち消します。静止画では、カメラの側の手ぶれ補正は一切効きません。手持ちで暗い所を撮るなら、シャッター速度を速く保ってISO感度(静止画は100〜102400)で明るさを補うか、手ぶれ補正の付いたレンズと組み合わせるしかありません。
シャッターも、機械の幕を動かすメカシャッターは無く電子シャッターだけで、設定できるシャッター速度は1/25600〜30秒です。電子シャッターはセンサーの上から順に読み出していくので、速く動く物を撮ると形がゆがみやすくなります。Sigma FP2のセンサーは約2,450万画素の部分積層型CMOSで、センサーの一部に回路を重ねて、この読み出しを速くしてあります。
前のモデルSIGMA fpから変わったところ
背面の液晶は、上に90度、下に45度まで傾けられます。前のモデルのSIGMA fpとSIGMA fp Lは液晶が固定だったので、腰の高さに構えて上からのぞいたり、頭の上に掲げて下から見上げたりする撮り方が、Sigma FP2で初めてしやすくなりました。
AF(自動でピントを合わせる仕組み)は、ピントのずれの方向と量を測る位相差AFと、画面のコントラストを見て合わせるコントラストAFを組み合わせています。AFの精度と速さ、暗い所での性能は、前のモデルより上がっています。被写体を見つけるモードは「人物」と「犬・猫・鳥」の2つで、瞳にもピントを合わせられます。連写は最高約20コマ/秒で、最大200コマまで続けて撮れます。
電池は新しいBP-91で、静止画なら約370枚、動画なら約130分撮れます。シグマによると、前のモデルより約30%長く持ち、USB PD(USB-Cで大きな電力を送る規格)で充電できます。70GBのストレージを本体に内蔵しているので、SDカードを入れ忘れても撮り始められます。
6K動画とCINEモード
本体のスイッチ1つで、静止画のSTILLと動画のCINEを切り替えます。6Kの動画は、センサーの面をまるごと使うオープンゲートで、1秒に最大60コマ(60p)まで撮れます。4Kは60pで、画面の一部を切り出せば120pでも撮れます。記録の形式は、センサーが受けた情報をほぼそのまま残すApple ProRes RAWと、ふつうの動画で使われるH.265、H.264です。撮ったあとで色を整えるために明暗の幅を広く残すL-Logも選べます。
撮った動画は、本体の70GBのストレージとSDXCカードのほかに、USB-Cでつないだ持ち運び用のSSD(外付けの記憶装置)にも記録できます。端子はUSB 3.2 Type-Cが2つとHDMI Type Aです。ちなみに、本体は防塵防滴の作りですが、防水の構造ではありません。
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