更新 2026.09.30

Googlebook は米国で899ドルから、日本での発売はまだ発表されていない

A neat workspace featuring a laptop displaying Google search, a smartphone, and a notebook on a wooden desk.

Googlebook は米国で899ドルから予約が始まり、10月4日に店頭に並ぶが、最初に売られる7か国に日本は入っていない。ChromeOS の更新は2034年半ばまでとされ、Googlebook OS へ移れる Chromebook の一覧はまだ出ていない。

Googlebook の予約は9月21日に米国で始まり、公式ページには「From $899」と値段が載りました。店頭に並ぶのは米国が10月4日、カナダ、英国、アイルランド、フランス、ドイツ、オーストラリアが翌5日です。Google が挙げたこの7か国に日本は入っておらず、日本でいつ売られるのかはまだ発表されていません。

Googlebook は Chromebook の新型ではなく、Google が「新しいカテゴリ」と呼んでいる別の製品です。公式の説明では、ChromeOS と Android のいいところを合わせたノートPC で、Gemini が OS の真ん中に入っている。その OS の名前は Googlebook OS で、開発中は AluminiumOS と呼ばれていました。Chromebook のほうは、日常の作業を単純に速く片づける機械として残す、と役割を分けています。価格帯も Chromebook より上のプレミアム帯になると説明されているので、同じ棚で比べる製品ではなさそうです。

名前が出ている機能は4つあります。画面の文字や画像にカーソルを合わせるだけで Gemini が文脈を読む Magic Pointer、文章で指示すると自分用のウィジェットを作る Create My Widget、Android スマホのアプリをインストールせずに開く Cast My Apps、スマホの中のファイルに直接触れる Quick Access。9月下旬のクアルコムのイベントでは展示機に短い時間触った記事が出ていますが、製品版の使い勝手が分かってくるのは、米国で店頭に並ぶ10月4日を過ぎてからです。

米国で出る5機種

最初の機種は Acer、ASUS、Dell、HP、Lenovo から1機種ずつです。Googlebook の公式ショップの一覧では、5機種ともメモリは16GB、ストレージは512GB で、違うのは画面とチップと値段です。

メーカー機種米国の価格画面チップ
AcerGooglebook 14899ドル14型 有機ELIntel Core Ultra 5
DellXPS Googlebook999ドル13.4型 液晶Snapdragon X Elite
LenovoGooglebook 151,099ドル15.3型 有機ELIntel Core Ultra 5
ASUSGooglebook 141,299ドル14型 有機ELIntel Core Ultra 5
HPGooglebook 141,299ドル14型 有機ELSnapdragon X Elite

いちばん安い Acer と、いちばん高い ASUS・HP の差は400ドルです。予約前には「999ドルから」という見出しも出ていましたが、始まりは899ドルでした。どの機種にも Google AI Pro の12か月分(5TB のクラウドストレージ付き)と、YouTube Premium の3か月分が付きます。

Chromebook のアップデートは2034年半ばまで

Google は5月14日、Googlebook の発表に合わせて、Chromebook を続けることと、10年の自動アップデートの約束を変えないことを改めて案内しました。ChromeOS 側の責任者は、時期が来たら新しいシステムへ移る方法を複数用意すること、Googlebook に移行できる機種のリストを今後公開することも話しています。

9月23日に更新された管理者向けのヘルプでは、その先が少し具体的になりました。ChromeOS の端末には2034年半ばまで通常のアップデートとセキュリティ修正を届け、10年の期限が2034年より後まである対象の端末は、Googlebook OS への移行を Google が支える、と書かれています。急に使えなくなる話にはなっていませんが、期限の日付が2034年半ばより先の機械は、残りの期間を Googlebook OS で過ごす前提です。

無料で移行できるのか、買い替えになるのか

いま分からないのはここです。ハードウェアの条件を満たす既存の Chromebook は Googlebook の体験に移行できる予定とされていますが、その条件も、対象になる機種のリストも、まだ公開されていません。9月23日のヘルプでも、新しい法人向けモデルの多くが移行できること、移行の方法と対象の機種は後日知らせることが書かれているだけです。

条件として Intel 第12世代以降、メモリ8GB、ストレージ128GB といった数字が出回っています。ただしこれは Google が出した数字ではなく、出どころも一次情報まで辿れません。手元の機械が無料でアップデートされるのか、新しく1台買うことになるのかは、この1点で変わります。

今の Chromebook で見ておく1か所

待てるかどうかは、手元の機械の自動更新の期限で決まります。設定を開いて「ChromeOS について」を見ると、自動更新ポリシーの有効期限が日付で出ます。2021年以降に発売されたモデルなら最大10年で、この日付までは更新が届きます。期限が2029年や2031年なら、Googlebook の日本での価格と発売日が出るまで待っても、何も困りません。

話が変わるのは、期限が1年以内に切れる人です。Googlebook の日本発売が未定である以上、待っている間に更新が止まる可能性があります。期限が切れても起動はします。止まるのはセキュリティ更新とメーカーのサポートで、そのまま使い続けること自体はできます。

それを承知で待つか、いま Chromebook Plus を1台買って期限を取り直すか、という選び方になります。ただ、いま買う Chromebook Plus の期限が2034年半ばより先の日付でも、ChromeOS のまま更新が届くのは2034年半ばまでで、その先は Googlebook OS への移行が前提です。

9月21日に出たのは、米国などでの予約と5機種の値段までで、既存 Chromebook の移行の条件はまだ出ていません。クアルコムのイベントの展示機では日本語の入力もできたと報じられていますが、日本向けの発表はまだありません。

出典

  1. Googlebook(Google 公式)
  2. Shop Googlebook Laptops Starting at $899(Google 公式)
  3. Googlebook is here and ready for pre-order(Google 公式ブログ)
  4. What the Googlebook announcement means for your ChromeOS devices - Chrome Enterprise and Education ヘルプ
  5. 自動更新ポリシー - Chrome Enterprise and Education ヘルプ
  6. スマホアプリが全部動く、グーグルの新型PC「Googlebook」でさらにわかったこと - ケータイ Watch
  7. グーグル新PC「Googlebook」2製品にSnapdragon X Elite搭載 - ケータイ Watch
  8. AndroidとChromeOS融合のAIノート「Googlebook」、9月21日予約開始 - PC Watch
  9. Pre-orders for the Android-based Googlebook laptops open on September 21 - Engadget
  10. 「Chromebookは継続」 Googleが10年間のアップデートを改めて約束 - ITmedia NEWS
  11. Googlebook 正式発表後も Chromebook は継続。Google が改めて明言した 10 年サポートと移行方針 - HelenTech
  12. Googlebook とは。Chromebook との違い・発売時期・対応モデルまとめ - HelenTech
  13. サムネイル写真: Photo by Caio on Pexels