日本でも米国でも争奪戦になった、Appleの折りたたみスマホiPhone Duoの予約

Appleの折りたたみスマホiPhone Duoのお届け予定は、予約開始から30分で、日本でも米国でも2027年1月下旬まで延びた。まとまった数が出回るのは、早くても11月以降と報じられている。

2026年10月16日の21時にAppleの折りたたみスマホiPhone Duoの予約が始まると、日本のAppleのオンラインストアでは、発売日に届く枠が1分ほどで無くなりました。30分後に注文した人のお届け予定は、2027年1月23日です。米国のAppleのオンラインストアも、同じころには2027年1月25日と出しています。日付は容量や色を変えても同じで、iPhone Duoの数そのものが足りていません。米国の通信社Bloombergのマーク・ガーマン氏は、まとまった数が出回るのは早くても11月以降だと見ています。

予約開始からの30分

日本のiPhone情報サイトiPhone Maniaは、予約が始まってからの30分間、Appleのオンラインストアに出るお届け予定を記録していました。日付は数分おきに後ろへずれ、15分後には12月9日〜16日まで延びています。iPhone Maniaのライター2人がApple Storeアプリから注文したときは、21時0分47秒に注文を終えた人の画面に、発売日の10月23日が出ました。21時1分58秒に終えたもう1人の画面は、11月10日〜17日です。71秒の違いで、届く日が3週間近く離れています。

予約は米国でも同じ時刻、西海岸の朝5時に始まりました。現地のApple関連ニュースサイトMacRumorsは、クリスマスに間に合う分は売り切れたと伝え、どの組み合わせもお届けは1月25日だと書いています。日本の1月23日はその2日前で、日本だけが後回しにされているわけではありません。

容量や色を変えれば早く届く?

iPhone Maniaの記録では、AppleのスマホiPhone 18 Pro Maxの予約が始まった9月12日の夜は、黒とシルバーの256GBと512GBから先に発売日の枠が無くなりました。1TBと2TBはそのあとで、全モデルで発売日に届く表示が消えたのは15分ほどたってからです。

iPhone Duoでは、容量や色を変えても日付は動きませんでした。4つの容量と2つの色の8通りが、30分のあいだずっと同じ日付です。容量と色の違いは中のストレージと外側の仕上げで、報じられている生産の問題は、どの組み合わせにも共通する、折りたたむための蝶番(ヒンジ)と組み立てにあります。どれを選んでも同じところで詰まるので、日付もそろって延びたのだと考えられます。

Appleの直営店で受け取る方法(店舗受け取り)は、配送とは在庫の残り方が違っていました。iPhone Maniaによると、21時8分の時点でも、店舗受け取りではナイトスカイという色の256GBと512GBに在庫がある表示でした。21時15分には、名古屋などの店で2TBが発売日に受け取れると出ています。米国のAppleのオンラインストアは店舗受け取りの受け付けを止めていて、10月24日にもう一度確かめるよう案内しています。日本でも同じ扱いなのかは不明です。

注文や予約を済ませた人が、届く日を早めようとして容量や色を変えると、かえって遅くなります。auの通販サイトau Online Shopでは、色や容量を変えるには予約を取り消して取り直すことになり、それまでの順番は引き継がれません。Appleのオンラインストアでも、取り消して注文し直すと、その時点の新しい日付が付きます。

ヒンジと組み立ての歩留まり

生産が追いつかない理由として報じられているのは、ヒンジの生産と、組み立ての歩留まり(作ったもののうち品質の基準を満たすものの割合)です。米国のApple関連ニュースサイトThe Mac Observerが伝えたところでは、GF証券のアナリスト、ジェフ・プー氏は9月に、iPhone Duoの2026年の出荷の予想を下げ、ヒンジの生産の制約を理由に挙げています。ヒンジのどこで手間取っているのかは、まだ分かっていません。

中国のニュースサイト界面新聞は9月に、iPhone Duoの組み立ての歩留まりが60%をわずかに超える程度だと報じました。10台組み立てて、基準を満たすのは6台ほど。

アナリストのミンチー・クオ氏は、2026年7〜9月に組み立てるiPhone Duoを50万〜100万台と見込んでいました。同じ時期のAppleのスマホiPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxは、クオ氏の見込みで2,000万〜2,200万台なので、iPhone Duoは多く見積もってもその20分の1です。

11月以降の入荷

ガーマン氏の見立てどおり11月から数が増えれば、オンラインストアに出るお届け予定が早まることも考えられます。反対に、注文がさらに積み上がれば、これから注文する人の日付はもっと後ろへずれます。

発売日の10月23日に、予約していない人が店頭で買えるかは、はっきりしません。MacRumorsは、米国の一部の店には予約なしで来た人に売る分があるかもしれないものの、かなり少ないと見ています。日本の店頭の見通しは、まだ出ていません。

携帯会社4社(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)は、10月17日の時点でどこも予約を受け付けていますが、入荷の目安を出しているところはありません。日本に何台入るのかも、Appleは明らかにしていません。入荷の連絡が来てからの手続きには期限があり、ドコモの店頭受け取りでは、連絡から4日以内に店へ行かないと予約が取り消されます。

界面新聞は、歩留まりが落ち着くまでに半年以上かかるかもしれないとも報じています。9月から数えると、落ち着くのは早くても2027年の3月ごろです。

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出典

  1. iPhone Duo - Apple(日本)
  2. 【独自データ】iPhone Duoの予約は何日待つ?発売日分は1分台、30分で来年1月に - iPhone Mania
  3. iPhone Duoは見切り発車?まとまった供給は11月以降とガーマン氏 - iPhone Mania
  4. iPhone Duo is Sold Out for Christmas as Shipping Estimates Slip to 2027 - MacRumors
  5. iPhone Duo Supply Could Be Tight at Launch as Hinge Constraints Reportedly Slow Production - The Mac Observer
  6. iPhone Duoの在庫・入荷状況【10月17日最新】納期・入荷待ちの目安 - ショーケース プラス